脊椎圧迫骨折とは、転倒などにより腰や背中を強く打ちつけることで、骨が潰れて折れてしまった状態です。
骨粗鬆症にかかっていて、骨がもろくなっていると脊椎圧迫骨折が起こりやすくなります。
脊椎圧迫骨折を起こした結果、寝たきりの原因となる場合がありますので注意しましょう。
側弯症とは背骨が変形する疾患で、本来、背骨は横から見てS字型をしていますが、その形が崩れることを脊柱変形と言い、ねじれを伴って横に曲がるものを側弯症と言います。
先天的にみられる場合もあれば、青年期に発症することもあります。
はっきりと原因がわからないケースも多く(突発性)、特発性側弯症は小学校高学年から中学校にかけて起こることが多いとされています。
初期には自覚症状がほとんどありませんが、重度に進行すると慢性的な痛みが起こったり、胸郭が著しく変形することで肺機能の低下を招いたりする場合があります。
脊髄の前方にある後縦靭帯が骨化する疾患が後縦靭帯骨化症で、脊髄の後方にある黄色靭帯が骨化する疾患を黄色靭帯骨化症と言います。
骨化した部分が脊髄を圧迫することで、背中の痛みや張り、下半身のしびれなどの症状が現れます。
はっきりとした原因はわかっていませんが、遺伝的要因が強いと考えられていて、日本人に多く見られる疾患です。