薄毛に悩んでいる男性はとても多いですが、AGA(男性型脱毛症)は治療ができます。
AGAは放っておくとどんどん進行する脱毛症ですが、治療することで抜け毛の進行を抑え、さらに発毛にも期待することができるとされています。
私も実際にAGA治療をして5年近く経過していますので、経験を踏まえたおすすめのAGAクリニックや、医学的根拠(エビデンス)を踏まえた治療効果について、分かりやすく解説していきます。
自分はまだ30代・40代だし、ハゲるのは嫌だ…と思われている方は、ぜひ参考にしてください。
AGA治療の第一選択は投薬治療
薄毛治療をしてみたい…と思ったときの第一選択は、「投薬治療」です。
コストパフォーマンスを考えると投薬治療がもっとも手軽で、1ヶ月あたり3,000円で治療ができるクリニックもあり、続けやすい価格となっています。それ以外の治療法だと100万円を超えることも珍しくありません。

いきなり100万円を超えるような治療を始めるより、エビデンスも取れている治療法で、無理なく支払える金額の治療法からスタートするのが一番精神的にも優しいですね。
AGA治療で用いられる代表的な医薬品について、3種類ご紹介します。
フィナステリド
フィナステリドは、抜け毛を抑制する働きのあるAGA治療薬です。
男性ホルモンであるテストステロンは、筋肉量を増やす、体毛を増やす、生殖機能を向上させるなど、男性にとって欠かせない重要なホルモンです。テストステロンは、5α還元酵素と呼ばれる酵素により、男性ホルモンの一つであるジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。
DHTは頭皮の脱毛部に多く認められ、AGAの主な原因です。AGA治療薬の一つ「フィナステリド」は5α還元酵素の働きを抑制することにより、DHTの合成を阻害します。脱毛部のDHT量が減少するにより、抜け毛を予防する効果があります。
参考文献:フィナステリド添付文書
デュタステリド
デュタステリドも抜け毛を抑制する働きのある治療薬ですが、フィナステリドよりも発毛効果が強いとされています。
5α還元酵素には、存在する場所や特徴により、1型と2型の2種類存在します。デュタステリドも、フィナステリドと同様、5α還元酵素の働きを抑制します。これらの違いは、フィナステリドは2型のみ、デュタステリドは1型と2型両方に作用するという点です。
そのため、デュタステリドの方が、作用の幅が広く、効果が強く出やすいとされています。その分、副作用(勃起不全、性欲減退など)も出やすいとされているので、副作用が出た場合は医師に相談してください。
参考文献:ザガーロ(デュタステリド)添付文書
ミノキシジル
ミノキシジルの主な効果は、血管拡張作用です。頭皮の血管を拡張させて、血流を改善させることにより、毛根に栄養分が運ばれやすくなるため、発毛効果に期待できます。
ミノキシジルには、タブレットタイプの内服薬(飲み薬)と、頭皮に直接使う外用薬(塗り薬)があります。体内から作用する内服薬の方が効果に期待できるとされていますが、副作用も起こりやすいです。
ミノキシジルは血管を拡張させるため、心臓に負担がかかりやすく、高血圧など心臓疾患を抱える人の使用には注意が必要です。持病がある方は、カウンセリングの際に医師に伝えるようにしてください。
参考文献:メディカルミノキシジル5%添付文書
投薬治療で効果がない場合はその他の治療法を検討
AGA治療の第一選択は投薬治療ですが、お薬で効果が実感できない、あるいは認められない場合は他の治療法が検討されます。ここでは、3種類の治療法についてご紹介します。
注入療法(メソセラピー・HARG療法)
発毛効果が期待される成分を注入器で直接頭皮に注入する治療法です。注入する成分により、「メソセラピー」と「HARG療法」の2種類に分けられます。
- メソセラピー:毛髪成長因子、AGA治療薬や髪の毛の成長に関わる栄養素を注入する方法。
- HARG療法:発毛に関わる細胞を活性化し、再生力を高める方法。細胞を活性化させる150種類以上の成長因子や、アミノ酸やビタミン類などの栄養素を注入します。
いずれも内服薬や外用薬との併用が可能で、より高い発毛効果が期待できます。
レーザー療法
頭皮にレーザーを照射し、毛根を刺激する治療法です。レーザー療法には、「低出力レーザー」と「発毛レーザーFolix」の2種類があります。これらの違いは以下の通りです。
- 低出力レーザー:レーザー照射部位の血流を改善し、髪の成長を促す治療法。
- 発毛レーザーFolix:レーザー照射部位に微小な傷をつけ、細胞の自然治癒力を活性化することにより、発毛を促す治療法。
いずれも内服薬や外用薬との併用が可能で、相乗効果も期待できます。
植毛
植毛とは、頭皮に直接髪の毛を植え込む治療法です。植毛には、合成繊維で作られた人工毛を植え込む「人工毛植毛」と、自身の毛髪を移植する「自毛植毛」の2種類があります。自毛植毛では、AGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部から移植されます。
薄毛を根本から解決できますが、病気ではないため、保険を適用できません。従って、医療費が高くなりやすいです。
AGA治療にかかる費用目安
続いて、各治療方法にかかる費用の目安について解説します。
治療方法 | 治療例 | 費用目安 |
---|---|---|
投薬治療① (薄毛予防・現状維持) |
フィナステリド | 1ヶ月:4,000~8,000円 1年間:5~10万円 |
投薬治療② (発毛に期待したい) |
フィナステリド+ミノキシジル内服 デュタステリド+ミノキシジル内服 |
1ヶ月:6,000~1万円 1年間:7~12万円 |
投薬治療③ (より発毛に期待したい) |
フィナステリド+ミノキシジル外用薬 | 1ヶ月:1~3万円 1年間:12~40万円 |
注入治療 | メソセラピー | 1ヶ月:2~10万円 6ヶ月:20~80万円 |
HARG療法 | 1ヶ月:10~20万円 6ヶ月:120~200万円 |
|
レーザー治療 | 低出力レーザー | 1ヶ月:2~5万円 1年間:10~30万円 |
発毛レーザーFolix | 1回:5万円程度 6回コース:30万円程度 |
|
植毛 | 自毛植毛 | 1本あたり500~1,000円 総額80~150万円 |
投薬治療は1ヶ月あたり1万円が相場
家系的に考えると薄毛になりそうだから、薄毛を予防したい、とりあえず現状維持したいという場合、フィナステリドが処方され、1ヶ月あたり6,000円前後が相場となります。
もう薄毛が進行しているため、発毛に期待したいという場合は、ミノキシジルの内服薬を追加して、1ヶ月あたり1万円程度が相場でしょうか。ミノキシジルは外用薬の方が価格は高めであるため、外用薬の場合は予算が上がります。
注入治療は100万円を超えることも
注入療法では、メソセラピーとHARG療法で費用が大きく異なります。メソセラピーは1ヶ月に1回の施術で、1回あたり2~10万円程度、通常6~16回行います。合わせて20~80万円が目安です。HARG療法も月1回の施術で、1回あたり10~20万円、6回コースや9回コースなど選択できます。
レーザー治療は扱っているクリニックが少なめ
レーザー治療では、低出力レーザーと発毛レーザーFolixで費用が異なります。低出力レーザーは1回あたり1~3万円、月1~2回程度施術を行うため、年間10~30万円です。発毛レーザーFolixは月1回の施術を3~6回程度、1回あたりおよそ5万円です。6回目以降、維持費用6回分でおよそ25万円かかります。
植毛は100万円を超える可能性が高い
植毛は、移植した髪の毛が定着すれば効果が得られる可能性が高いですが、その分費用は高めです。自毛植毛の場合、1本当たり500~1,000円が一般的で、500~3,000本移植します。
施術の手法により費用が異なり、後頭部から移植する施術では80~150万円、毛根を1本ずつ移植する場合は100~200万円です。自毛植毛では、元々毛髪の生え変わりが問題ない部分から移植するため、術後のメンテナンスは必要ありません。
治療薬以外にかかる費用
お薬代以外にも受診する上で費用がかかります。例えば、診察料、お薬の配送料や検査費用などです。おおよその目安は以下の表の通りです。
初診・診察料 | 無料~5,000円程度 |
---|---|
お薬の送料 | 500円程度 |
血液検査などの検査費用 | 5,000円~ |
初診料はクリニックを初めて受診する際に、再診料は2回目以降の受診時にかかる診察料です。基本的には診察料を毎回支払う必要がありますが、オンライン診療では初診から診察料が無料になることが多いようです。
対面診療では、院内でお薬を出してもらう、あるいは調剤薬局にお薬をもらいに行きます。しかし、オンライン診療を受けた場合、お薬を配送してもらう必要があり、毎回500円程度の配送料が必要です。一度に数ヶ月分のお薬を配送してくれるクリニックもあります。
AGA治療では、血液検査をすすめられることがあります。血液検査の目的は、体質の確認、薄毛の原因や副作用の予測などを明らかにすることです。基本的には1回あたり5,000円かかりますが、会社の健康診断でもチェックはできます。
血液検査と同時に遺伝子検査も受けられます。お薬の効果の予測や治療の診断などを確認するための検査です。遺伝子検査を追加すると、検査費用は高くなり、別途13,000~3万円程度かかります。
投薬治療なら費用が安いオンライン診療がおすすめ
オンライン診療と対面診療にはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットは以下の表の通りです。
オンライン診療 | 対面診療 (一般的な病院・クリニックでの診療) |
|
---|---|---|
費用 | お薬と配送料のみの場合が多い | 初診・診察料、検査料など |
治療法 | 投薬治療 | 投薬治療・レーザー療法・注入療法・植毛 |
医師の診察 | ビデオ通話 | 直接問診・視診 |
待ち時間 | なし | あり |
薬の受け取り | 自宅で受け取り | 院内処方あるいは調剤薬局 |
まずは、費用面です。オンライン診療の場合、初診から診察料無料というところがほとんどです。お薬代と配送料しかかかりません。それに対し、対面診療の場合、初診・診察料、検査した場合の検査料などがかかります。そのほかにお薬代も必要です。
オンライン診療は基本的にビデオ通話で診察を行い、問診と画像を基にした投薬治療しか行えません。これに対し、対面診療では、直接頭皮を確認できるため、より正確に診断できます。また、投薬治療の他、レーザー治療など直接的なAGA治療も可能です。
オンライン診療は自分の都合の良い日時を指定できるため、待ち時間は発生しません。対面診療では、クリニックに行くまでの移動時間、診察に呼ばれるまでの待ち時間やお薬の処方箋を受けた場合は、薬局での待ち時間も発生します。
オンライン診療では、お薬を自宅まで配送してくれるため、手間がかかりません。AGA治療をしていることがバレにくいです。対面診療では、クリニックでお薬を出してもらえる場合と、クリニックで受け取った処方箋を調剤薬局に持参して、お薬をもらう場合があります。
以上のことから、オンライン診療と対面診療それぞれに向いている人は、以下のようにまとめられます。オンライン診療と対面診療で悩んでいる方は是非参考にしてください。
オンライン診療に向いている人
- とにかく費用を抑えてAGA治療を始めたい
- AGA治療していることを他人に知られたくない
- 自分に都合のいい時間や場所で診察を受けたい
- 病院まで通院するのが面倒
対面診療に向いている人
- より正確な診断を受けたい
- 投薬治療だけでなく、他の治療法を試したい
- 医師と対面してAGAについて相談したい
- ビフォーアフターを写真で確認したい
オンライン診療対応のAGA治療クリニックおすすめ5選
AGA治療をオンラインで対応しているクリニックはいくつかあります。
この記事では、治療費の安さ・治療実績・オンライン診療の評判の良さを基準に、おすすめしたい5つのクリニックをご紹介します。なお、表中の金額は全て税込額です。
DMMオンラインクリニック
料金プラン | フィナステリド:月々1,000円~ フィナステリド+ミノキシジル内服:月々1,861円~ ※12ヶ月プランキャンペーン適用価格 おひとり様1回限り。決済時にクーポンコードを入力した場合 |
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初診・診察料 | 無料 |
薬の送料 | 550円 |
オンライン診療時間 | 24時間対応(年末年始を除く) |
全額保証制度 | あり(副作用で治療継続が困難な場合) |
- 24時間オンライン診療対応で便利
- 診察から処方までスマホがあればOK
- 発毛ライトプランが1ヶ月あたり1,861円とコスパ良し
- クーポン利用で6ヶ月分のお薬代が無料
- 全額保証制度がある
DMMオンラインクリニックは、オンライン診療が24時間対応している珍しいサービスです。医師が24時間待機しているため、夜間だろうがいつでもどこでも気軽に受診できます。もちろん、治療し始めてから不安なことがあり、医師に相談することも常に可能です。
DMMオンラインクリニックを受診してかかる費用は、お薬代と配送料のみ。診察料など一切かかりません。配送料は1回につき550円かかりますが、「らくらく定期便」というサービスを利用すると、最大12ヶ月分のお薬をまとめて1回で配送してくれます。
今なら6ヶ月無料キャンペーンが行われており、クーポンを利用すると、フィナステリド単剤が月1,000円から、フィナステリド+ミノキシジル内服が1,861円から始められます(12ヶ月プランの場合。一人一回限り有効)。
DMMオンラインクリニックは、24時間診療と低価格でAGA治療ができるプランがあるため、自分の都合に合わせて診察を受けたい方や、コストを抑えたい方におすすめのクリニックです。カウンセリングも無料なので、ぜひ一度チェックしてください。
クリニックフォア
料金プラン | フィナステリド:月々1,049円~ フィナステリド+ミノキシジル合剤:月々1,851円~ |
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初診・診察料 | 無料(お薬が処方されない場合は、診察料1,650円かかります) |
薬の送料 | 550円 |
オンライン診療時間 | 7時~24時(月により異なる) |
全額保証制度 | あり(副作用で治療継続が困難な場合) |
- 610万件以上の豊富なAGA治療実績
- キャンペーン利用で6ヶ月分のお薬代が無料
- お薬をまとめて送ってもらえる「まとめて定期」プランがお得
- 服用中の血液検査も行える
- クレジットカード以外の決済方法も利用できて便利
クリニックフォアのAGA治療の実績は610万件と豊富であり、クリニックへの信頼性や安心感があります(2020年4月~2025年3月までの診療実績)。医師の経験も豊富であることから、不安な点も分かりやすく説明してくれるでしょう。
料金プランは、クーポンを利用するとフィナステリド単剤が月々1,049円に、フィナステリド+ミノキシジル合剤が月々1,851円になります。コスパがとても良いので、治療が続けやすいですね!(12ヶ月の定期購入プラン利用時。一人一回限り利用可能)。
クリニックフォアでは、配送料が1回につき550円かかりますが、「まとめて定期」プランだと、1回に6ヶ月分あるいは12ヶ月分のお薬をまとめて配送してくれます。配送料が1回分で済みますし、割引もあるのでお得に処方してもらえます。
クリニックフォアは、クレジットカード以外の支払い方法を使いたい方や、ある程度まとまった量のお薬を処方してもらいたい方におすすめ。12ヶ月まとめて定期なら、月々1,851円で2種類の内服薬が処方してもらえますからね!
Dr. AGAクリニック
料金プラン | フィナステリド:月3,190円~(初月のみ980円) フィナステリド+ミノキシジル内服:月9,790円~ |
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初診・診察料 | 無料 |
薬の送料 | 有料 |
オンライン診療時間 | 10時~22時(年中無休) |
全額保証制度 | あり(効果が認められなかった場合) |
- どんなプランでも初月980円で治療を始められる
- 実店舗もあるから医師に直接相談できて安心
- 全院に毛髪診断士が在籍している
- 丁寧で分かりやすいと評判の無料カウンセリングが受けられる
Dr. AGAクリニックはAGA・薄毛治療専門のクリニックです。全国に12院ありますが、オンライン診療も行っています。
最大の魅力は、初月の料金が980円であるという点です。「内服薬1種類」でも、「内服薬2種類+外用薬1種類」でも、初月は980円で試せます。
Dr. AGAクリニックには実店舗があるということもメリットです。気になることがあれば、直接受診して医師に相談できます。現状を診てもらうために初めに対面診療を受け、その後、お薬だけ頼む場合はオンライン診療、ということも可能です。
Dr. AGAクリニックの無料カウンセリングはとても丁寧で分かりやすいと評判が良いです。AGAはデリケートな悩みであるため、初めてだと不安や疑問が多く出てくるでしょう。全ての不安や疑問を解消したうえで、納得できる治療法を受けることはとても重要です。
Dr. AGAクリニックは、初期費用をなるべく抑えたい方や、対面診療を希望することもできるため、直接医師やカウンセラーと会って相談したいという方におすすめのクリニックです。
レバクリ
料金プラン | フィナステリド:月々1,349円~ フィナステリド+ミノキシジル内服:月々1,650円~ |
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初診・診察料 | 無料 |
薬の送料 | 550円~1,100円(治療プランにより異なる) |
オンライン診療時間 | 8時~22時 |
全額保証制度 | あり(副作用で治療継続が困難な場合) |
- 発毛に期待できるプランが1ヶ月あたり1,650円
- LINEで友だち追加をして予約&診察できる
- 診察時間が最短15分で便利
- 早い時間の診察の場合、当日発送してくれて便利
レバクリの最大の特徴は、コストパフォーマンスに優れるお薬代です。
フィナステリド単剤の12ヶ月定期配送の場合、月額1,349円です。フィナステリドとミノキシジルがセットになったプランは、1ヶ月あたり1,650円とこちらもコスパ良し。
経験豊富な医師が多く、診察時間は最短で15分です。午前中などの早い時間に診察が終われば、お薬を当日発送してくれて、最短翌日から治療を開始できます。レバクリは、コストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも押さえたい方におすすめです。
AGAヘアクリニック
料金プラン | フィナステリド:月3,600円~(初月のみ1,800円) デュタステリド+ミノキシジル内服:月10,800円~ |
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初診・診察料 | 無料 |
薬の送料 | 520円 |
オンライン診療時間 | 10時~20時 |
全額保証制度 | あり(効果が認められなかった場合) |
- フィナステリド単剤が初月1,800円と低価格
- クリニック専用アプリで治療の進捗が確認できて便利
- 自宅にいながら血液検査を受けられる
- 来院すれば副作用が発現していないか診察してもらえる
AGAヘアクリニックもAGAなどの薄毛・抜け毛を専門とするクリニックです。実店舗の他、専用アプリを利用したオンライン診療も行っています。
フィナステリド単剤が初月限定で1,800円から開始できます。現状を維持したい、予防したいという方には手頃な価格設定ですね。
AGAヘアクリニックには、クリニック専用アプリがあり、アプリからオンライン診療を行います。2回目以降はアプリからの予約が可能です。専用アプリでは、予約やオンライン診療だけでなく、治療の進捗状況も確認できます。
初めてAGA治療をされる方は、健康状態の確認のため、血液検査を受けます。医師が問題ないと判断した場合は治療がスタートするのですが、治療開始後にも副作用が発現していないか、定期的に血液検査が行えるため、安心して治療が継続できますね。
AGAヘアクリニックは安心してお薬を飲みたい、1ヶ月目のお薬代を安く済ませたい、という方におすすめのクリニックです。
AGA治療クリニックを選ぶときの比較ポイント
次に、AGA治療クリニックを選ぶための比較ポイントを5つ解説します。
①:治療方法や薬の種類の豊富さ
まずは、治療方法や薬の種類が豊富であるか、という点です。対面診療の場合、投薬治療の他にレーザー治療や注入療法などの選択肢もあります。医師の判断によりますが、投薬治療よりも効果的な治療方法が見つかるかもしれません。
オンライン治療では投薬治療しか選択できない分、様々な種類を用意しています。薬の成分や濃度の違い、国内製か海外製か、先発品か後発品かなど、薬の選択肢を確認しましょう。また、薬以外にサプリメントやシャンプーなどをオプションで追加できるクリニックもあります。
治療方法や治療薬の選択肢が豊富であるほど、自分に合ったAGA治療を見つけられるでしょう。
②:無理なく続けられる治療費用か
AGA治療は病気ではないため、保険が適用できず、どうしても治療費が高くなります。また、AGAは治療をやめると再び進行してしまうため、継続が前提となります。
そのため、コスト面は重要な要素です。例え満足のいく発毛効果が出ていたとしても、金銭面に余裕がなければ、治療を続けられません。
多くのクリニックでキャンペーンやクーポンの配布を行っています。これらを利用して、できるだけコストを抑えて治療に臨みましょう。
③:オンライン診療やお薬の郵送に対応しているか
クリニックを受診する際、金銭面だけでなく、時間というコストもかかります。ソノクリニックが対面診療だけでなく、オンライン診療を行っているかも重要なポイントです。
対面診療では、クリニックに行くまでの時間やクリニックでの待ち時間などがかかります。薬を出してもらうだけであれば、自分の都合の良い時間や場所で受けられるオンライン診療が望ましいでしょう。ほとんどのクリニックでは、1回につき500円程度でお薬を配送してくれます。
④:万が一の返金保証制度は設けられているか
お薬を使い始めて、副作用が発現する可能性は否定できません。ほとんどのクリニックでは、副作用で服用の継続が困難であると判断された場合、それまで支払った治療費を全額返金する制度が設けられています。
また、治療開始からある程度経過しても(ほとんどの場合、6ヶ月)、発毛効果が認められない場合があります。一部のクリニックでは、効果がないと判断された場合、それまで払った料金を全額返金する制度が設けられています。
初めてAGA治療を受ける方にとって、安心して治療を開始できる素晴らしい制度です。各クリニックで適用条件が異なりますので、気になる場合は遠慮せずに、できるだけ早く連絡して、制度が適用できるか確認しましょう。
⑤:カウンセリングを受けてみる
初めてAGA治療を受けるのですから、不安や疑問は生じて当たり前です。多くのクリニックでは、治療前に無料カウンセリングを行っています。治療を受ける前に、現状の悩みや状況、疑問点や料金設定についても確認できます。無料なので、気軽に相談しましょう。
また、カウンセリングを通して、クリニックのスタッフの雰囲気や対応を確認できます。このクリニックなら治療を受けてもいい、ここのスタッフは親身になって相談に乗ってくれたなど、事前に確認しておくと、治療もスムーズに始められるでしょう。
AGA治療の効果が出るまでの期間と副作用
最後に、AGA治療の効果を実感できる期間や副作用について解説します。
効果が安定するまで最低でも1年は継続
植毛を除くAGA治療はすぐに効果が出るわけではありません。治療の効果を実感できるまではある程度の期間を要します。最低でも1年は治療の継続が必要です。数カ月続けて効果が出ないとあきらめることなく、根気強く続けましょう。
もし、治療を途中で止めてしまった場合、治療で抑えていたAGA症状が再開し、抜け毛などの症状が悪化するでしょう。また、それまで行っていた治療の効果が、中断することによって以前と同じように得られない可能性もあります。
ある程度症状が落ち着き、安定していると、中断してもそれほど影響はありません。また、一度に全て止めてしまうのではなく、少しずつ量を減らしていくという方法もあります。勝手に中止せず、医師に必ず相談しましょう。
副作用の発現率について
AGA治療薬にはどのような副作用があるのでしょうか。まずはAGA治療薬各種の副作用について表にまとめました。
お薬名 | 副作用 |
---|---|
フィナステリド・デュタステリド | ・勃起機能不全や射精障害などの男性機能障害 ・肝機能障害 ・発疹やかゆみなどのアレルギー症状 |
ミノキシジル内服 | ・低血圧症状(めまいや立ちくらみ) ・むくみ ・多毛症 |
ミノキシジル外用 | ・頭皮の発疹やかゆみなどの皮膚症状 ・低血圧症状(めまいや立ちくらみ) |
フィナステリド・デュタステリド
フィナステリドとデュタステリドは5α還元酵素の作用を抑えることにより、男性ホルモンの一つであるDHTの合成を阻害します。これにより、体内の男性ホルモンの量が減少するため、勃起機能不全(いわゆる、ED)や射精障害などの男性機能障害を引き起こします。
そのほかに、肝機能障害やアレルギー症状を発生することが報告されています。しかし、男性機能障害を含め、いずれの副作用の発生率も1%未満です。軽度の症状が認められる場合もありますが、ほとんど起こらないと考えていいでしょう。
参考文献:フィナステリド添付文書、ザガーロ(デュタステリド)添付文書
ミノキシジル内服・外用
ミノキシジルの主な作用は<血管拡張>であり、血圧を下げる効果があります。従って、正常な血圧の人が使用すると、めまいや立ちくらみなどの低血圧症状が現れる可能性があります。また、高血圧治療中の方が使用すると、血圧を正確に測れない場合があり、注意が必要です。
ミノキシジルの内服薬は全身作用型です。そのため、全身の血管が拡張し、体液が血管外に溜まることから、むくみの原因になります。また、頭皮だけでなく、全身の毛が濃くなる「多毛症」を引き起こす可能性もあります。
これに対し、ミノキシジルの外用薬は頭皮に使用するため、全身作用はほとんどありません。使用時に頭皮の発疹やかゆみなどの症状が現れる可能性があります。まれに全身に作用して、血圧低下を引き起こすことがあるため、高血圧治療中の方は注意が必要です。
外用薬よりも内服薬の方が副作用を起こす可能性は高いです。しかし、いずれの副作用も発生率は1%に満たないため、気にする必要はないレベルです。
参考文献:LonitenR(Pfizer)、メディカルミノキシジル5%添付文書
いずれの薬の使い始めにも、初期脱毛が起こる可能性がありますが、これは副作用ではありません。元々あった細い毛が抜けて、新たに太い毛が生える過程で起こる現象です。従って、お薬が効いている証拠であり、脱毛が増えてもあせらず、そのまま続けましょう。